2017.11.10

2017年10月21日(土)三田キャンパスにて慶應看護100年第2回記念講演会「慶應看護のいま、これから」を開催しました。

2017年10月21日(土)に三田キャンパス519番教室で、慶應看護100年第2回記念講演会を行いました。

看護医療学部では2018年に迎える慶應看護100年を記念して、慶應看護の過去・現在・未来をテーマにリレー形式で講演会を実施します。昨年度は慶應看護の過去をテーマとした第1回講演会を実施しました。第2回講演会では「慶應看護のいま、これから」と題してグローバルな視点から慶應看護を展望する講演会を開催いたしました。

看護医療学部教授武田祐子君の司会により開会し、まず看護医療学部長小松浩子君が開会の言葉を述べました。

続いて、慶應義塾大学KGRI(グローバルリサーチインスティテュート)特任教授の中谷比呂樹君が「グローバル・ヘルスの新たな地平」と題して講演いたしました。世界の健康の現状と将来展望、グローバルヘルスにおけるSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の意義やアプローチ、そしてこれからの看護職の可能性などについて多彩なトピックを織り交ぜてお話しされました。

20171021_nakatani.jpg

中谷比呂樹君

休憩の後、看護医療学部7期生であり元JICA青年海外協力隊、現在帝京大学公衆衛生大学院在籍の永谷紫織君より「共に学び、歩む-協力隊としての活動-」と題して、続いて看護医療学部専任講師の藤屋リカ君より「誰一人取り残さない世界を目指して」と題して実践報告を行いました。永谷君はラオス、藤屋君はパレスチナとそれぞれの活動フィールドの話題を中心に国際保健の現場を紹介されました。

20171021_nagatani.jpg

永谷紫織君

20171021_fujiya.jpg

藤屋リカ君

当日は雨のなか慶應看護同窓会(紅梅会)会員をはじめ、在校生、教職員、卒業生など多くの方が集まりました。開会中のみならず終了後も参加学生が熱心に講師へ質問を行っていました。今回は学生の参加者が多く、総参加者数も前回を上回る盛会となりました。

撮影:石戸 晋