看護医療学部では、毎年、様々なところで看護職として働く卒業生を招き、就職活動の実際や学部卒業後のキャリアについてお話いただく機会を設けています。今年度はコロナ後、初めて対面参加も可能にし、オンラインも併用して開催しました。
当日は、対面とオンライン併せて合計53名の学生が参加し、助産師のAさん、養護教諭のOさん、看護師1年目のTさん、看護師2年目のIさんに、ご自身の就職活動体験や現在のお仕事のことを中心にお話いただきました。
4名とも、とてもキラキラとした眼差しで、ご自身の経験を語ってくださいました。その中には苦労したこと、辛かったこと、挫折しかけたことも...。それでも自分の目標や夢、就職活動の時の決意を確かめながら、困難を乗り越えたというエピソードに、学生達は感銘を受けていました。ご自身の道を生き生きと歩き続けている卒業生4名の姿がとても印象的でした。
講演後は、対面で参加した学生達が卒業生を囲んで懇談する時間を設けましたが、時間が足りないという声も挙がるほど、先輩達の話に熱心に耳を傾けていました。参加した多くの学生が「就職活動のイメージが明確になった」「自分のキャリアについて考えるきっかけになった」「現在の自分の課題が明確になった」と感じたようです。
看護は人々の命・健康に関わる職業だからこそ、しっかりと自分の進むべき道や、就職先の特徴を見極めて、自分の看護観を大事に育み続けることのできる環境を選ぶことの大切さを、先輩から学ぶことができました。
今後も、看護医療学部の卒業生と在学生が交流しながら、それぞれのキャリアや将来の看護について考える機会を、大切にしていきたいと思います。