ORF

2017年度

在宅ケア/介護現場で役に立つ 高齢者のスキンケアベストプラクティス(ORF 看護ベストプラクティスセッション報告)

日時
2017年11月23日(木)12時30分~14時00分
場所
東京ミッドタウンタワー4F room6
コーディネーター
宮脇美保子(慶應義塾大学看護医療学部 教授)
プレゼンター
山本亜矢(慶應義塾大学看護医療学部 専任講師)

超高齢社会のわが国において、高齢者が健やかに生活していく上においては、多くの課題を抱えていますが、加齢に伴う皮膚の脆弱性に関連したスキントラブルもその一つです。すなわち、高齢者の皮膚は、菲薄化、弾力性の低下、ドライスキン等により、皮膚障害や損傷のリスクが高くなります。介護施設、在宅などで高齢者にかかわる者にとっては、医療・介護の専門職、非専門職を問わず、顕在的・潜在的なスキントラブルに対応するためスキンケアに関する知識と技術は必要不可欠です。しかし、高齢者に対するスキンケアは十分に行われているとは言えない現状があります。

そこで、看護ベストプラクティスでは、「在宅ケア/介護現場で役に立つ 高齢者のスキンケアベストプラクティス」をテーマにセッションを企画致しました。セッションのプレゼンターは、WOCナース(皮膚・排泄、ケア認定看護師)としても活躍している看護医療学部の山本亜矢専任講師が担当致しました。スキンケアに関する専門的知識と豊富な経験をもとに、高齢者の皮膚の特徴に関して解剖生理学的な視点から説明があり、その後、事例を交えて、失禁関連皮膚炎、スキン‐テア(皮膚裂傷)などに関したスキンケアの実践方法について具体的な話を聞くことができました。

セッションは、具体的で最新の情報が得られる内容であり、参加者からは、「わかりやすかった」「高齢患者の皮膚のケア方法について疑問が多かったので学んでよかった」等の声が寄せられました。

2015年度

自分と他者へのマインドフルネス(ORF 看護ベストプラクティスセッション報告)

日時
2015年11月20日(金)14時00分~15時30分
場所
東京ミッドタウンタワー4F room3+4
朴順禮(慶應義塾大学看護医療学部 専任講師)
佐渡充洋(慶應義塾大学医学部 専任講師)
瀧田結香(慶應義塾大学看護医療学部 助教)

プログラム

  1. マインドフルネス簡単な概要と活用について
  2. 自分と他者へのマインドフルネス コンパッションの活用
  3. エクササイズ1 ボディースキャン
  4. エクササイズ2 マインドフルネス瞑想
  5. エクササイズ3 3分呼吸空間法

「自分と他者へのマインドフルネス」をテーマにセッションが行われました。

看護医療学部朴順禮専任講師、瀧田結香助教、医学部佐渡充洋助教のリードによって行われたマインドフルネスワークには、看護医療学部やSFCの学部生をはじめ、子育て中の主婦や人事担当のビジネスマンなど医療関係以外の分野からも多くの方にご参加いただき、総勢56名の方がマインドフルネスを体験されました。

マインドフルネスとは、"今ここで価値判断することなく注意を向ける心のトレーニング"であり、マインドフルネスの実践が他者を思いやることにつながるとも言われております。セッションでは、脳科学的な観点を踏まえたマインドフルネスの概要が説明され、その後いくつかの瞑想が実際に行われました。

マインドフルネス瞑想と体験のシェア、ディスカッションを通じて、参加者からはマインドフルネスを「日常やビジネスに取り入れたい」といった肯定的な関心に結びつく多くの声が寄せられました。

(敬称略)

2013年度

第4回 看護ベストプラクティスフォーラム『ケアの創出:がんになってからの生き方』

日時
2013年11月23日(土)13時30分~14時30分
場所
東京ミッドタウン カンファレンス Room6

プログラム

  1. 看護ベストプラクティス研究開発・ラボの概要紹介
    プロジェクトC(倫理的看護実践のためのシステム構築)リーダー:
    宮脇美保子(慶應義塾大学看護医療学部 教授)
  2. 「がんの遺伝を知り、生き方を継承する」
    :武田祐子(慶應義塾大学看護医療学部 教授)
  3. 「がん化学療法中の生活の質の向上:運動と共に」
    :茶園美香(慶應義塾大学看護医療学部 准教授)
  4. 「心の健康を保ち、自分らしく生きよう」
    :野末聖香(慶應義塾大学看護医療学部 教授)

※リンク先:Report of 2013 P28-29