甲子園から看護の道へ
久保田周さん
Profile
久保田 周
看護医療学部2年生
2016年入学
(2017年インタビュー)
--看護医療の道に進もうと決めたきっかけは?
私は高校生まで部活動で硬式野球をしていました。成績としては春の甲子園に出場するなど華々しいものではあるのですが、現実はケガとの闘いでした。小学生の頃に野球肘となり、高校時代には背中の肉離れなど、他にも多くのケガに悩まされました。そんな中で選手としてプレーを続けられたのは、通院していた病院の医師、看護師、理学療法士の方々などの支えが非常に大きかったのです。これがきっかけとなり、受験の志望校を決める際に自然と医療系の学部を考えていました。医療系の中で特に看護学部を選んだ理由は、看護が携わる範囲の広さに惹かれたからです。患者の一番近い存在で総合的に患者に関われる看護師は私が医療者になってしたいことに近かったのです。
なぜ慶應義塾大学の看護医療学部を選んだのかというと、現実的に第一志望であった国公立大学に落ちてしまったということもあるのですが、合格をいただいた大学の中で慶應義塾大学は総合大学であり、医学部・薬学部を始め法学部や経済、商、理工学部などあらゆる分野の人たちと関わることができるので良い意味で看護の視点だけにとらわれない多角的な視点を持つことができると思ったのが第一でした。他にも、慶應の看護教育は100年近く行われており、しっかりとした教育をしていそうだったなどの理由もあり慶應義塾大学に入学することに決めました。
--どのような学生生活を送っていますか
授業についてはまんべんなく学習し、特にここに強く力を入れているというものはありませんが、強いていうなら基礎をしっかりとすることに重点を置いています。特に技術や知識に関しては根拠を持って確実に行えるように習得することを重要視しています。
課外活動では、軟式野球サークルに所属しています。これは純粋に野球を楽しみたかったということや友人からの誘いもあって入ることを決めました。このサークルに入ったことで普段の看護医療学部での生活では関わることのない他学部の学生と交流するようになり、多様な考え方や価値観に触れることができています。
高校時代、甲子園でプレーする久保田君
--看護医療学部の魅力、強みはどのようなところにあると思いますか
看護医療学部の強み、魅力は一口に言うと様々な角度から看護を見つめられるということだと思います。総合大学であり、あらゆる分野の知識を自分が求めれば得ることができ、多様な価値観に触れることができます。加えて、看護医療学部の授業ではいろんな分野で活躍する方がゲストスピーカーとして講義していただけるので、看護とは何かを深く考えさせられることが非常に多いです。私も授業を受けて看護というものの凄さ、奥深さを再認識させられました。
--将来はどうなっていたいですか?
将来的にはDNGL(災害看護グローバルリーダー養成プログラム)を受け、災害現場の最前線でチームを引っ張っていく存在になりたいと考えています。そのために必要な知識と技術、観察力などをしっかり養っていこうと思います。
--看護医療学部を目指す学生へメッセージをお願いします
慶應義塾大学の看護医療学部には、看護師を目指す人だけでなく、一般企業に就職を考える人など様々な人がいます。またサークルに入ったり、他学部の授業を受けたりすることで多くの人と交流ができます。そういった意味で慶應義塾大学の看護医療学部は自分の可能性を広げられる場所だと思います。