「実習とサークル活動」看護医療学部4年 千原早紀子さん
4年生となった今、看護医療学部での学生生活を振り返ると、たくさんの人との出会いが今の私の大きな糧となっていると思います。
看護といえば思いつくのが実習でしょう。病院や施設、企業など様々な現場に行かせてもらいました。百聞は一見にしかず。実際に自分の肌で感じて学ぶことの多いこと。病棟実習では患者さんを受け持ち、この患者さんにとって今必要な看護は何か毎日一生懸命考えました。受け持たせてもらった患者さんは2歳の女の子から84歳の女性まで、老若男女問わず様々な背景を持った方々と接する機会となりました。言うことを聞いてくれない患者さん、まだ会話のできない子ども、急変してとても辛そうな患者さん。いろいろな患者さんを前に、実習中は自分の思うようにうまくはいかず、先生や看護師に指導を頂きながら悪戦苦闘しました。友達に相談して一緒に考えてもらったりもしました。楽しいことばかりではありませんでしたが、患者さんの笑顔が見られたとき、「ありがとう」という言葉を頂けたときの感動は言葉では表せません。
また大学生といえばサークル活動も重要です。私はSFCのサークルに所属していました。そこでは他学部の学生と一緒に活動していたので、看護とはまた違う「こんな考え方もあるのか」と思わせてくれるような、面白いアイディアを持った仲間達と出会うことができました。他にも今は医学部の勉強会や他大とのワークショップにも参加しています。ここでは近いのに意外と知らない、医療系学生のお互いを知る良い機会となっています。
看護を学ぶ上で、専門的な知識を身につけることは大切です。しかしものの考え方はいつでも柔軟に、広い視野で見られるように、患者さんを前にしたとき相手の気持ちを考えられるように、ガチガチの専門頭になってしまわないよう、私は様々な人との出会いの場を大切にし、そこで感じたことを忘れずにいたいと思っています。
(4学年在籍時)