「講義を土台に、さらに学び、行動する」看護医療学部4年 赤松沙緒里さん
国際保健医療を学びたいと思い大学に入学しました。世界平和には程遠く、十分な医療を受けられない人達と一緒に自分には何かできないかという思いからです。そのような理由で、入学すると早速ユーフォリアという東南アジアでボランティア活動をおこなう学生のサークルに入りました。
この3年間、サークル活動として中国とインドネシアの人々と関わり、口腔ケアやエイズについて考える場を設けるなどの、自分たちの知識を共有する活動をしてきました。同じ志を持った仲間と、対象となる人々の問題は何であるかを考え、そのために何ができるのか長い時間をかけて計画してきました。学生という立場では支援と呼べるような活動は出来ませんが、重要なのは相手に対する思いやりであり、たとえ微力であろうとも自分にできることから始めることだと思います。大学での看護学や公衆衛生の講義の他に、図書館へ通って調べたり、先生方に助言をいただいたりしました。先生方は時間外にも関わらず技術演習を含め、熱心にご指導くださいました。また、夢に向かい歩み合えるよい仲間に出逢えたことも私の人生の財産です。
慶應義塾の看護医療学部には自分が学びたいことを追求できる環境が揃っています。国際保健医療もその一つであり、私一人ではどうしようもありませんが、先生方や仲間たちのおかげで授業を土台にさらに学ぶことができます。看護の知識や技術の他に、感性を豊かにし、人を思う心を学ぶ事ができ、充実した学生生活を過ごすことができます。
(4学年在籍時)